バドミントンを始めたものの、「たくさんラケットがあるけど、どんな違いがあるの?」「初心者が使いやすいラケットを教えて欲しい」そういった方も多いのではないのでしょうか。
今回はバドミントン歴5年の私が、ラケット選びに迷っている方向けに、ラケットの特徴と選び方について紹介します。
この記事は以下の人におすすめです
- 初心者にはどんな感じのラケットがいいのか知りたい。
- たくさんラケットの種類があって何が違うのか分からない。
- ラケットに関する基本的なことを教えてほしい。
初心者向きのラケットの特徴
初心者向きのラケットの特徴は以下の2つです。
- 軽くて操作性がよく打ちやすい
- 品揃えが豊富で手に入りやすい
また、ラケットを選ぶ上で大事なことは、具体的なラケットの特徴について知っておくことです。
ラケットの知識があれば選ぶ基準が分かり、自分に合ったラケットを探しやすくなるからです。
具体的に抑えておきたいのは下記の5つです。
- ラケットの重量
- グリップのサイズ
- ヘッドのバランス
- シャフトの硬さ
- ラケットの価格
それぞれの項目について解説していきます。
ラケットの重さ
初心者の方は「4U」のラケットがおすすめです。
「4U」のラケットは軽く始めたばかりでも扱いやすく品揃えが多いからからです。
「U」とは、バドミントンのラケットの単位で、「2U」から「5U」まで重さがあります。
1つ数字が上がるごとに約5g重くなり、一般的には「4U」と「5U」がメジャーで、品揃えも豊富です。
バドミントンのラケットは片手で扱うため、全て軽そうに思われるかもしれません。
しかし、実際に振ってみると重さの違いにおどろかれるはずです。
バドミントンは繊細なコントロールが大事なスポーツのため、ラケットの重さの違いによるプレーへの影響が大きいです。
また、ラケットは重いほど強い打球が打ちやすく、軽いほど操作性に優れるという特徴があります。
そのためスマッシュでガンガン攻めたいなら重めのラケット、初心者やダブルスなどでラケットの操作性を重視したいなら軽めのラケットを使うことが多いです。
以上から、軽くて扱いやすく品揃えが豊富な「4U」のラケットが初心者の方におすすめです。
グリップのサイズ
ラケットのグリップサイズとは、手で握る部分の太さのことをいいます。
グリップのサイズは「G5」のラケットがおすすめです。
「G5」のグリップサイズが標準的な握りやすい太さであり、多く取り扱われているからです。
グリップサイズには「G」という単位が使われていて、「G4」から「G6」まで太さがあります。
数字が大きくなるごとに細くなっていき、一般的には「G5」が使われています。
人によって手の大きさが違うじゃないかと思われるかもしれませんが、心配ありません。
バドミントンでは元々のグリップの上に「グリップテープ」を巻き、後から太さの調整をすることが一般的だからです。
なので、標準的な太さである「G5」のグリップサイズで「グリップテープ」を使って手に馴染ませていくのがいいですね。
ヘッドのバランス
ラケットはヘッドのバランスによっても分類されます。
ヘッドとはラケットのガット(網)の方を指し、バランスとはラケットの重心がどこなのかということを示しています。
ヘッドのバランスは、「ヘッドライト」のラケットがおすすめです。
「ヘッドライト」のラケットが軽くて操作性に優れているからです。
ヘッドに重心があれば「ヘッドヘビー」、グリップ側にあるなら「ヘッドライト」、
ヘッドとグリップのバランスがいいものを「イーブン」と呼ばれます。
「ヘッドヘビー」なら重さを活かしパワーに優れていますが、操作性があまりよくありません。
逆に「ヘッドライト」はパワーが劣りますが、操作性に優れているといった特徴があります。
このように初心者の方には操作性の高い「ヘッドライト」のラケットがいいですね。
シャフトの硬さ
ラケットのシャフトとは、ヘッドとグリップの間の細い棒のことで、硬さとはしなり具合のことを言います。
シャフトの硬さは、柔らかいシャフトがおすすめです。
シャフトは筋力があったりコツを掴んでいないとしなりづらいからです。
バドミントンはシャフトのしなりを利用して打球を打ちます。
シャフトが硬ければそれだけしならせた時の反発が大きいため、強い打球を打つことができます。
しかし、初心者の方ですとラケットの扱いに慣れていなかったり、必要な筋力が足りていなかったりと、シャフトを上手くしならせることが難しいです。
なので、シャフトをよりしならせやすい柔らかめのラケットがいいですね。
価格
1万円から2万円くらいの価格のラケットがおすすめです。
その価格帯が手頃で性能もしっかりしているからです。
1本数千円で売られているラケットは無駄に重かったり、操作性が悪かったりと全体的に性能が低いです。
逆に高価なラケットは性能がいいですが、まだ始めたばかりなのにいきなり2万円を超える出費は大きいのではないのでしょうか。
私は始めたばかりの頃1本5千円ほどのラケットを使っていましたが、友人に1万円をのラケットを借りた際に打ちやすさの違いに驚愕しました。
よって、ちゃんとした性能があり手頃な価格の1万円から2万円あたりのラケットがいいですね。
ラケットに必要なガットとグリップテープ
忘れてはいけないのがガットとグリップテープです。
ラケットを買ってもそれだけではまだプレーできません。
ガットとグリップテープが必要です。
ここからはガットとグリップテープの選び方について解説していきます。
ガット
ガットはシャトルと直接ぶつかるラケットの網の部分のことを指します。
また、ガットの張りの強さを「ポンド」という単位で表し、テンションと言います。硬いほど張りが強いです。
初心者のあいだは緩めのテンションでガットを張るのがおすすめです。
テンションが緩いほどシャトルを飛ばしやすいからです。
ガットのテンションは「16~30ポンド」までありますが、「16~18ポンド」の緩めのテンションが初心者の方向けとなっています。
また、テンショが硬いほど張りが強いためガットが切れやすいです。
ガットは太めか細めかによっても違いが出てきます
初心者の方には細めのガットがおすすめです。
細めのガットはコントロールがしやすいという特徴があるからです。
0.60~0.65mmの細めのガットはコントロールしやすく速いショットを打ちやすいです。
0.66~0.75mmの太めのガットはパワーや耐久性に優れています。
ガットには必ず「耐久性がある」、「スピード重視」といった特徴が書かれているので、その説明を読むと選びやすいです。
また、同じガットでも白や赤といった色を選べることが多いです。
ガットは消耗品なので、いろいろな種類やテンションを試してみましょう。
※ガットを張る場合、お店でガットを購入または持参し、店員さんに張ってもらうのが一般的です。
グリップテープ
グリップテープはグリップの上から巻くテープのことです。
「ウェットタイプ」、「厚さ0.6mm」グリップテープがおすすめです。
「ウェットタイプ」のグリップは、吸着性が高く手に馴染みやすいという特徴があり、グリップの厚さは「0.6mm」が標準だからです。
グリップテープには「タイプ」や「厚さ」などの差があります。
グリップテープの「タイプ」は主に4つあります。
- 「ウェットタイプ」は手に馴染みやすいです。
- 「ドライタイプ」は汗を吸いやすいのです。
- 「タオルタイプ」はタオルのような素材でできています。
- 「多孔型タイプ」はグリップテープに穴が開いています。
グリップテープの「厚さ」は0.6mmを標準とし、それより厚めのグリップテープならばグリップが太くなり、薄めのグリップテープならばグリップが細くなります。
グリップが太いと強い打球を打ちやすく、細いと操作性が高くなります。
ガットと同じように色やデザインの種類が豊富にあります。
まとめ
バドミントン初心者の方におすすめのラケットの特徴を紹介してきました。
ラケットの重さ | 「4U」 |
ラケットのグリップ | 「5G」 |
ヘッドのバランス | 「ヘッドライト」 |
シャフトの硬さ | 「柔らかめ」 |
価格 | 「1万円から2万円」 |
ガット | 「16~18ポンド」、「細め」 |
グリップテープ | 「ウェットタイプ」 |
このように、初心者の方には軽さや操作性などが優れていて、品揃えが豊富で手に入りやすいラケットがおすすめです。
自分に合ったラケットでどんどん上達していきましょう。
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